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新製品開発室

SPカスタムモデル開発ストーリー

第2話

育てる時計、それがMOTO-R SPカスタムモデル

セパレータブルケース構造

こんにちは、ケンテックス橋本です。この2年間で皆さまから頂いてきた「もっとカスタムができたらいい!」という声を実現すべく始まったMOTO-R SPの開発でしたが、これまでの逆位置リューズや耐震設計というライダーユースに不可欠な意匠と機能はしっかり守りつつ、「外装ケースをカスタム可能な構造」に進化させることが重要なテーマでした。

ただこれが思っていたより超難しく、、、、頭の中では構想が描けたのですが、実際に設計してみると容易ではありませんでした。試行錯誤の中で、その設計制限の多さに気持ちが折れそうになったのですが、半年間以上もの期間をかけたCGによる設計シュミレーションを経て、最終的には機能性や強度を保ちながら、それが実現可能であるという結論を得ることが出来ました。
そしてパーツを様々に交換してカスタムできることで、デザインや仕様を自分の好きなように選ぶ楽しみや喜びをお届け出来ることはもちろん、ご購入後のメンテナンスにおいても非常に大きなプロフィットをオーナー様へお届け出来ることが分かりました。

「人間が想像できるものは、人間は実現できる」
このジュール・ベルヌの言葉を、私はいつも新規開発での大切なポリシーにしているのですが、今回新たに開発したこの「セパレータブルケース構造」は、その新規性の高さから特許も取得することが出来ました。
以下の動画にて、その構造について3Dグラフィックを使って解説させて頂きましたので、ぜひご覧ください。

セパレータブル構造3Dグラフィック

6種類のフェイス

続いて今回は、フェイスのデザインについてもご紹介をしていきます。
現流のMOTO-Rでは、スーパースポーツ系のフェイスデザインが1種類だけだったのですが、いろいろなバイクのタイプにも合わせやすいように、フェイスのデザインももっとバリエーションが欲しいという声も、この2年間でたくさん頂戴してきました。

そのご要望にお応えする形で、MOTO-R SPからは、スーパースポーツに加えて、ネイキッド、ストリートファイターの2種類のフェイスデザインが新たに加わり、3針とクロノグラフで合計6種類のフェイスから時計のヘッドデザインをお選びいただけるようになる予定です。素材や質感を活かしつつ、時計製造の技術を駆使して文字盤へと落とし込んだバイクの世界観やディテールへのこだわりについて、以下の動画で解説させていただきましたので、ぜひご覧ください。

フェイスデザインスケッチ解説

育てる時計、それが「MOTO-R SPカスタムモデル」

今回の製品開発室では、外装のカスタムが出来るケースの構造コンセプトと、フェイスデザインについて動画形式でお伝えしてまいりました。

この分解可能なケースのパーツと、フェイスデザインを組み合わせてテーラーメイドをしていくことで、SPでは自分だけのMy MOTO-Rを作ることが可能になります。

そして、一度作ったMy MOTO-Rは、それで終わりではなく、パーツやヘッドを交換したりしながら自由に育てていくことも出来るようになります。

「育てる時計、それがMOTO-R SP」

次回は、そのカスタム方法の詳細についてご紹介をしてまいりますので、ぜひお楽しみに!!